「拉致問題を考えるみんなの集い」を開催しました。

平成20年8月24日(日)午後、富山県の富山国際会議場において、政府、富山県、富山県拉致議連、救う会富山による共催で「一日も早く北朝鮮に拉致された日本人を救出する国民大集会in富山」が開催され、約1,100人が参加しました。
 政府共催の拉致問題広報・啓発行事の地方における開催は、今回が4回目になります。
 (1回目は福島市(6月8日)、2回目は盛岡市(6月21日)、3回目は松山市(7月6日))

この「国民大集会in富山」では、
○ 主催者からのあいさつ
 (濱谷隆平救う会富山会長代行、石井隆一富山県知事)
○ 来賓からのあいさつ
 (森雅志富山市長)
○ 講演
 (平沼赳夫拉致議連会長、藤野義昭救う会全国協議会会長)
○ 中山恭子拉致問題担当大臣による政府報告
○ 拉致被害者御家族からのメッセージ
○ 「特定失踪者」御家族の紹介
○ 「ふるさと」の合唱
等が行われました。

御家族は、メッセージの中で、
・「日本政府は、北朝鮮の行動をしっかり見極めた上で対応して欲しい。被害者の帰国に繋がる対応をお願いしたい」
・「被害者家族には時間がない。いまも刻一刻と時を刻んでいる。また厳しい冬が来る。世論の声が政府の対応を大きく変える。政府の対応如何によっては声を上げて欲しい。」
 【飯塚繁雄・家族会代表(田口八重子さんの兄)、飯塚耕一郎さん(田口八重子さんの子)】
・「北朝鮮は所在を把握しているので、再調査の必要はない。北朝鮮のトップが帰す気になればよいだけである。」
・「一日一日、年がゆくのが身にしみてわかるようになった。元気なうちに抱きしめてやりたい。」
・「行く先々で『何も出来ないけれど祈っています。』と声をかけてもらい、心の支えになっている。これからも体力の続く限り活動していくので、力を貸して欲しい」
・「本当に長すぎる。いつまでも帰って来ない。弱った母をただ励ますことしかできない。」
 【有本嘉代子さん(有本恵子さんの母)、斉藤文代さん(松木薫さんの姉)】
と呼びかけました。

なお、開会に先立ち、アニメ「めぐみ」が上映されました。

写真1
「ふるさと」を合唱する出席者
(左から)平村富山県拉致議連会長、中山大臣、飯塚繁雄・家族会代表、飯塚耕一郎さん、有本嘉代子さん、斉藤文代さん、藤野救う会会長
写真2
平成13年黒部川河口付近の海岸で発見された水中スクーターを展示