北朝鮮による拉致問題とは

(2) 拉致された13歳の少女 横田めぐみさん(後編)

それから20年後、平成9年(1997年)1月21日-----

めぐみさんが生きている!

めぐみさんが平壌で生きているという情報が入ったのです。お父さんの滋さんとお母さんの早紀江さんは「横田めぐみ」の実名を公表しました。新聞や雑誌が一斉に報道し、国会でも取り上げられました。

日朝首脳会談

平成14年(2002年)9月17日、小泉総理大臣(当時)は北朝鮮を訪問し、金正日国防委員長と初の首脳会談を行いました。滋さんも早紀江さんも、これでやっとめぐみさんに会えるという大きな期待を抱きました。この日、金正日国防委員長は拉致を認め、謝罪したのです。
しかし、北朝鮮からの情報は「横田めぐみ死亡」(5人生存、8人死亡、2人未入境)というショッキングなものでした。

納得のいかない北朝鮮の説明

けれど、これは北朝鮮が一方的に言ってきたことに過ぎません。北朝鮮からは、納得のいく説明や証拠がいまだに示されていないのです。平成16年(2004年)11月、北朝鮮は、めぐみさんの「遺骨」を提出しましたが、鑑定の結果、その一部からはめぐみさんのものと違うDNAが検出されました。

決してあきらめない! あなたをとりもどすまで!

めぐみさんをはじめ、拉致被害者は、かけがえのない人生を奪われました。その家族も、激しい悲しみの中で今も大切な人の帰りを待っています。 拉致は重大な人権侵害であり、国家主権の侵害です。一刻も早く、拉致被害者を救い出さなければなりません。

早紀江さんはこんなふうに話します。
「帰ってきたら、大自然の中につれていってあげたい。北朝鮮では盗聴器や隠しカメラを恐れながら、間違いをしないように一生懸命頑張って暮らしていると思うので、北海道の牧場のようなところで、大の字に寝っころがって、「自由だよー!」って言わせてあげたいと思っているんです。」

あれから、30年以上たった今も、めぐみさんは北朝鮮に拉致されたままなのです。

  1. (1) 拉致された13歳の少女 横田めぐみさん(前編)
  2. (2) 拉致された13歳の少女 横田めぐみさん(後編)
  3. (3) 拉致された人は何人いるの?
  4. (4) 北朝鮮とは? なぜ拉致をしたの?
  5. (5) 北朝鮮による日本人拉致問題とは?
  6. (6) 解決のためにできることは?