米国において拉致問題啓発イベントを実施しました。

政府は、北朝鮮による拉致問題について国際社会の理解促進を図るため、5月2日~3日、米国(ワシントン・ニューヨーク)において、古屋拉致問題担当大臣出席の下、拉致問題啓発イベントを実施しました。(概要は、以下のとおりです。)

米国政府機関の所在地であるワシントン、国連本部の所在地であるニューヨークにおいてイベントを開催したことにより、政府機関、研究機関、国際機関関係者及び一般市民の拉致問題への理解促進を図ることができ、拉致問題解決に向けた国際連携強化の一助とすることができました。

1.シンポジウム(ワシントンD.C.)
日時:平成25年5月2日(木)15:00~17:00(現地時間)
場所:在米国日本国大使館広報文化センター(JICC)
参加者:約130名
概要:佐々江駐米大使の挨拶の後、古屋大臣による基調講演、西岡救う会会長、荒木調査会代表による専門家講演、飯塚家族会代表、増元家族会事務局長、特定失踪者御家族・小林氏による拉致被害者を取り戻すための訴えが行われました。また、キング米国北朝鮮人権問題担当特使、チャ米国戦略国際問題研究所(CSIS)シニアアドバイザーによる講演が行われました。

2.シンポジウム(ニューヨーク)
日時:平成25年5月3日(金)16:00~18:00(現地時間)
場所:Japan Society 講堂
参加者:約250名(13 か国の国連代表部関係者を含む)
概要:古屋大臣による基調講演、西岡救う会会長、荒木調査会代表による専門家講演、飯塚家族会代表、増元家族会事務局長、特定失踪者御家族・小林氏による拉致被害者を取り戻すための訴えが行われました。また、シェリフ国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)ニューヨーク事務所副所長、カークパトリック・ハドソン研究所シニアフェローによる講演が行われました。

3.パネル展示(ニューヨーク)
日時:平成25年5月3日(金)10:00~18:00(現地時間)
場所:Japan Society Murase Room
概要:北朝鮮による拉致問題の概要、政府・救う会・調査会の各組織における取組等につき記したパネル約50点の展示・解説、アニメ「めぐみ」の上映等を行いました。

4.その他
両シンポジウムには民主党より渡辺周衆議院議員が参加し、我が国としても与野党一体となって拉致問題の解決に取り組む姿勢を国際社会へ訴えることができました。政府としては、今後とも拉致問題の解決に向けて、国際社会の連携強化を図ってまいります。

(資料)シンポジウムにおける古屋大臣スピーチ
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